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CUSTOM 歴史・伝統 | 2019-04-21

【密着】月桃(ゲットウ)縄ができるまで美しい縄が編みあがるまでには、大変な作業と技術が必要だった

みなさんこんにちは、Masaです。
沖縄には月桃(ゲットウ)という、独特のいい香りを持つ植物が自生しています。今回は、この月桃の繊維を使って作られているカゴやカバンなどの民具の材料となる縄を作っている職人さんに、月桃縄づくり作業に密着させていただきました。

月桃(ゲットウ)とは

月桃は、熱帯から亜熱帯アジア、沖縄全域から九州南部にかけて自生しているショウガ科の植物で、沖縄方言で「サンニン」と呼ばれています。
月桃の葉には独特の芳香があり、抗菌作用があるとされ、沖縄では昔から虫除けや整腸薬などに用いられてきました。
また、旧暦の12月には、月桃の葉で包んで蒸した餅を作り、子供たちに食べさせて無病息災を願う「ムーチー」という風習もあります。

月桃を採りに森へ

まずは原材料となる月桃を採るため、森の奥まで来ました。他の植物にまじって月桃が沢山生えています。多年草なので1年中生えていますが、季節によって固さに違いがあるそうです。この株から数本、茎を収穫します。

手際よく葉を切り落として、縄の原料となる茎を収穫できました。縄にするだけあって、とても丈夫そうです。

縦の繊維に沿って、茎をうすく割いていきます。

割いてから1週間ほど天日で乾燥させた状態のものを見せていただきました。

ここから、一本ずつの太さが均等になるように、1本1本ていねいに割いていきます。

太さを均等にしたら、さらに一定期間乾燥させ、ようやく縄が編める状態になります。

縄を縒(よ)る

いよいよ縄を縒(よ)る工程です。月桃を数本ずつ束ね、手のひらでひねりながらよっていきます。手際がいいので簡単そうに見えましたが、実際やらせてもらうと、当たり前だけど難しかったです。(こちらの職人さんは縄編み歴20年)

縄を編んでいる様子を短い動画でご覧ください。

できた縄の束を見せてもらいました。太さ、編み目も均等で、とても綺麗です。あの森に生えていた月桃が、職人さんの手によってきれいな縄に生まれ変わりました。そして、縄からは月桃の持ついい香りがしています。
この縄から、カゴなどの様々な民具が作られていくんですね。

おわりに

何もなかった時代に、地元の植物を使い工夫して作られてきたカゴやカバンなどの民具たち。なんでも安く買える今ですけど、このような民芸品に人が惹かれる理由は、職人さんたちがこうして手間をかけて作り上げている温かみのようなものを感じるからかもしれません。END

※月桃のカゴやバッグなどは、下の場所で購入できます。

店名 チガヤ工房
住所 沖縄県宮古島市平良東仲宗根添1166−286(宮古島市体験工芸村内) MAP
営業時間 10:00~18:00(日曜休み)
駐車場 あり(宮古島市熱帯植物園P)

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