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VISIT 観光お役立ち | 2019-05-02

【史跡】張水御嶽ハリミズウタキは、宮古島が誕生した場所!?大蛇伝説に彩られた、地元に愛される信仰の聖地(参拝OK)

スズメがさえずる気持ちのいい朝です。今日は平良港のほど近くにある宮古島の代表的な御嶽(うたき)、「張水御嶽」にやってきました。平良張水(ぴさらぴゃるみず)というのがここの古い地名です。

早朝にもかかわらず、参拝者が絶え間なく訪れ、手を合わせていきます。筆者も、手水をして二拝二拍手一礼でお参りをします。入れ替わりで来た次の参拝者さんや、御嶽の掃除をしている方と、挨拶を交わしました。朝の参拝って、気持ちがいいですね。

御嶽(うたき)とは

沖縄には御嶽という、祖先の神々を祀る祭祀場があります。ここ宮古にも、地域ごと、集落ごとに御嶽が数多くあります。集落の中に藪や森をみつけたら、その中には御嶽があると思っていいでしょう。
御嶽は、日本の神社とは違い、一般人は基本的に立ち入り禁止です。年間を通して神事が執り行われる神聖な場所であるため、神に仕えるツカサと呼ばれる女性たち以外は、中に入ってはいけない場所とされています。
その中においてここ張水御嶽は、一般人も参拝することができる数少ない御嶽のひとつなんです。

【伝説】最初に男女の神が降臨した

張水御嶽には、ひとつの伝説があります。
人がまだこの世にいない遠い昔、恋角(くいつぬ)という男神と、恋玉(くいたま)という女神の二神が、ここ平良漲水に降り立ち、その後宮古島が生まれ、人々やあらゆるものが生まれました。

数百年後、不思議なことが起きた

神の降臨から数百年後、地域の裕福な家の一人娘の夢の中に、ひとりの見知らぬ美少年が現れ、娘は子供を身ごもりました。
それを知った娘の両親は、少年は妖怪に違いないと案じ、その正体を突きとめる計画を考えます。そして、今度少年が現れたら、見つからないようにその首筋に目印となる長い糸をくくりつけた針を刺して帰すよう、娘に命じます。
後日、娘と両親たちがその糸をたどって洞穴の奥に入ると、そこにいたのは大蛇の姿をした恋角(くいつぬ)の神だったのです。

三つ子の神の子誕生→守護神へ

しばらくして娘は三つ子の女の子を生みました。子供達が3歳を迎えると、恋角神に言われた通り子供達をその神のもとに連れていきました。三つ子の娘たちは、恋角神に導かれて洞穴へと入っていき、そのまま張水の守護神となりました。
そして、大蛇は金色の光を放って天に昇っていったそうです。

かつて、ここ張水御嶽の周辺地域には、旧藩時代の出先機関である在番仮屋や、琉球王府の蔵元(地方事務所)などがあり、行政の中心地だったそうです。
その当時は大きな建造物などもあったそうですが、太平洋戦争時の空襲で破壊されたり、港周辺の開発などによって取り壊されたりして、残念ながら現存している建物はありません。ですが、御嶽の周囲には、琉球石灰岩の石垣や、石畳の道が今も残っていて、昔の石工技術を垣間見ることができます。END

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名称 張水御嶽(はりみずうたき)
住所 〒906-0012 沖縄県宮古島市平良西里8 MAP
注意 神聖な場所ですので、参拝マナーをお守りください
参考資料 「琉球:建築文化」 伊東忠太著 1942 他